ＦＯＯＤＲＥＡＭ

曼荼羅（まんだら、梵語：मण्डल maṇḍala）は仏教（特に密教）において聖域、仏の悟りの境地、世界観などを仏像、シンボル、文字、神々などを用いて視覚的・象徴的に表したもの。「曼陀羅」と表記することもある。／wikipedia



フード曼荼羅とは、
食材だけを使って世界観を表現したもののことです。

なので、単なる「食べられる絵画」とは異なります。

そこに世界観があるのかが、
「フード曼荼羅」と、「食べられる絵画」の違いと言えます。。。

こんな風にカットした野菜などが曼荼羅となり、世界観を表現していきます。
ここに見えるのは全体のごくごく一部。。。

たくさんのバットに入った食材に囲まれながら、
azzami氏はその世界観を表現すべく、
独り孤独に漆黒の台に向かいます。

実はこの裏で私は、まだまだ野菜をカットしたり、
その場でazzamiさんが希望するデリを作ったりしているのです。
すべての食材を揃えて始まるのではなく、
曼荼羅がスタートしても尚、食材の準備は続いています。。。

そう、流れているんです。
時間とともに曼荼羅も。。。



これはアーモンドで作った文字
もちろん下絵や下書きの線などはありません！
すべてバランス感覚で仕上げていきます。。。

直線は狂い無くまっすぐに
曲線は完璧なカーブを描きます
ここは本当に私が尊敬する所です



これが本日の曼荼羅メインを仕上げた段階のところ
この曼荼羅が表現する世界観は「愛」
sanctuaryの文字と、愛を表すシンボルの完璧なバランスを確認した所で
全体を埋めるように食材を配置していきます


ポップコーンでアーモンドの文字の周りを埋めていきます。
ひとつひとつを丁寧に。。。
まさに修行の領域です。。。

曼荼羅はもともと密教で使われるものであるためか、
配置して仕上げる人にとっても、
材料を準備する人にとっても、
まるで修行のような作業が続きます。。。

それは苦しいという意味ではなく、
自分自身と向き合うという意味において。。。

漆黒の板に自身の世界観を投影するべく
格闘するazzamiさんにとっても、
曼荼羅を構成する材料である食材を準備する私たちにとっても。

曼荼羅と関わる人はその作業を通して、
自分自身と向き合っています。


余白なく、
色で埋め尽くされていきます。。。
そしてこれらすべてが、皆様の胃袋へと収まっていくのです。。。

azzami氏は曼荼羅を完成させても、
観賞用の時間をとることはありません

完成と同時に、みなさまに食べてもらいます。

チベット密教の砂曼荼羅のように、
完成した瞬間に、崩壊に向かっていきます

それはまるで宇宙の真理そのもののように。。。

丹誠込めて仕上げ、
次の瞬間からは崩壊に向かっていく様を見届ける心情って。。。



お客様はその道のりを知ることもなく、
完成した曼荼羅を前に、感嘆の声をあげます
そして歩み寄り、曼荼羅をその口に運び、のみこみ、胃袋におさめます

azzamiさんはここまでの行程を含めて、
自身の曼荼羅の完成とするのです。

私はこのような壮大な仕事に関われていることを、
とても光栄に思っているし、
誇りにも思っています。

azzamiさん、
お客様、
そして裏方を支えてくれるたくさんのスタッフさんたち

みんなの魂が反映したものが、
このフード曼荼羅。。。

そんな曼荼羅を体験できるパーティ、
今月は１４日に行います！
vegan junk deli "casbah" presents
fooding party vol.3 [ロザリオ　night]
〜感性を満たす、食のアートパフォーマンス〜

time skj
18:30/open
19:00/party start
19:15/food 曼荼羅　会食
19:45/food performance 1
20:15/food performance 2
21:30/close

web予約￥１６００
前売り￥１８００
当日￥２０００
フード、ドリンク、パーキング１h込み

皆様のお越しを、
全スタッフ一同、心よりお待ちしています！！


vegan junk deli "casbah"
http://www.kozy-central.com/casbah/